英語力を次のレベルに!中級文法を学ぶ重要性
英語学習がある程度進むと、基本的な文法は理解しているものの、もう一歩進んで「より複雑な表現を使いこなせるようになりたい」と感じることはありませんか?言いたいことははっきりあるのに、「どんな言い方をすればいいのかわからない…」という場面もあるでしょう。
そんなあなたに必要なのが 中級文法の学習 です。
文法の理解が深まることで、難しい文章もスムーズに組み立てられるようになり、自分の意見や考えをより明確かつ的確に伝えることができるようになります。
このページでは、英語力をさらにレベルアップさせるために、ぜひとも習得しておきたい中級文法の項目を紹介します。
「ちょっと難しそう…」と感じるかもしれませんが、心配はいりません。文法の学習は、実はとても楽しいものです!
日々、使える表現や言えることが増えていくことで、英語を話すことがぐんと楽しくなっていきます。英語表現の幅が広がるだけでなく、会話力やライティングスキルも飛躍的に向上します。

現在完了形 (Present Perfect)
過去の経験が、現在にどのようにつながっているかを表現します。
例えば、「最近ジムに入会したんだよ!それから週に二日はトレーニングするようにしているんだ。」というような状況で使うことができます。この文章では、「ジムに入会した」、という出来事が、「現在週二日トレーニングしている」という事実に結びついています。
present perfect パターン:現在完了形にはいろんなパターンがあります。最初は使いどころがわからないこともあるかも知れませんが、安心してください。実践で身につけるエクササイズシートも準備しています。この文法を会話に取り入れると、自然さが格段に増します。ぜひマスターしましょう。
👉 現在完了形の使い方(Present Perfect)
練習問題はこちら 👉 現在完了形のエクササイズ
過去完了形 (Past Perfect)
過去に起こったできごとの順序を整理するときに、便利に使うことのできる文法です。
例えば、エイミーは旅行で飛行機に乗るため、空港に到着しました。しかし、彼女が空港に到着したとき、すでに飛行機は飛び立っていました。「彼女が到着するよりも前」に、「すでに飛行機は飛び立っていた」。すなわち、時系列で言うと、飛行機が飛び立った、というできごとが先に起こっているわけですね。このようなとき、過去完了形を使って、一連のできごとをわかりやすく文章にすることができるのが、過去完了形です!
過去完了形はとても便利な文法ですので、ぜひマスターしましょう。
👉 過去完了形の使い方(Past Perfect)
練習問題はこちら 👉 過去完了形のエクササイズ

仮定法 (Conditional Sentences)
「もし〜だったら?」という非現実の状況で使う文法です。
conditionals 仮定法 英語:この文法でつまずく人が、実はとても多いです。この文法の理解を複雑にしている理由のひとつとして、仮定法のいくつかのパターンを同時に勉強してしまうことが挙げられます。結局わからなくなり、使わずじまいとなっている英語学習者が多くいます。
しかし実は、仮定法はとても簡単です!しかも、とても便利です。ここでは、step by stepで、確実に仮定法を使えるようにすることが目的です。確実に理解を深め、自由に使えるようになりましょう。
📌 【シリーズ1/5】英語の仮定法マスター:ゼロコンディショナル完全ガイド
👉ゼロコンディショナルを基礎から応用まで完全解説。豊富な例文と練習問題で英語学習者の理解をサポートする、シリーズ1/5の記事です。
受動態 (Passive Voice)
「〜される」「〜された」といった 受け身の表現(受動態) を使うと、行為を受けた側に焦点を当てた文章を作ることができます。英語では、passive voiceと呼びます。
例えばこの文法は、「蚊に刺された」「犬に噛まれた」「財布が盗まれた」など、行為の受け手を強調したいときに役立ちます。
このように、英語の passive voice(受動態) は、「誰が行ったか」よりも「何が起きたか」に重点を置いて表現するのが特徴です。
受動態を正しく使えるようになると、英会話だけではなく、ニュース記事やレポート、エッセイなどのフォーマルな文章でも 表現の幅が大きく広がります。基本の形や使い方をしっかり押さえて、英語で自由に表現できるようになりましょう。今日から使えるように、ぜひここでマスターしておきましょう。
👉 受動態の使い方(Passive Voice)
練習問題はこちら 👉 受動態のエクササイズ

分詞構文 (Participial Phrases)
分詞構文は、伝えたい情報をまとめてスムーズな文章にする、上級のテクニックです。
例えば、「そのニュースに驚いて、彼は本を落とした」という文章では、「彼はそのニュースに驚いた」ということと、「彼は本を落とした」という、ふたつの情報が入っています。このように、分詞構文は、ふたつの文をひとつにまとめたいときに使います。この文法は、CNNやBBCなどのニュースでも、よく使われている表現です。英語のレベルでいうと、中級というより上級に近づいている感じになってきます。
ぜひこの章で、この美しい文法をマスターしましょう!
👉 分詞構文の使い方(Participial Phrases)
練習問題はこちら 👉 分詞構文のエクササイズ
不定詞と動名詞 (Infinitives & Gerunds)
この章では、動詞の形によって使い方が変わる、不定詞と動名詞を学びます。外国の学校で学んでいると、講師陣が「それはInfinitiveだから」、あるいは「これはGerundだから」と説明するのを日常的に耳にすることになります。不定詞か動名詞か、という違いは、それほど理解すべき大切なポイントのひとつなのですね。
使い分けに迷う文法ですが、慣れると表現の幅が格段に広がります。もちろん英語を話すことにも役立ちますが、エッセイを書く際にも、もちろんTOEIC、TOEFL、IELTS、英検などの試験でも、点数アップを望むことができます。良い機会ですので、ここでぜひマスターしましょう。
👉 不定詞と動名詞の使い方(Infinitives & Gerunds)
練習問題はこちら 👉 不定詞と動名詞のエクササイズ
比較級と最上級 (Comparatives & Superlatives)
さて、この章では、比較や強調で意見を明確にする文法、比較級と最上級を紹介します。
例えば比較級は、「AよりBの方が好き」、「BよりCの方が背が高い」、などなど、何かを比べるときに使います。
一方で最上級は、「あのレストランは、これまで行ったなかで一番美味しかった」、「あの映画は、これまで見たなかで最高に良かった」、「あの体験は、これまでの人生で一番怖かった」などなど、いちばんだ、と表現したいときに使います。
これらの文法を習得することによって、ただ単に、好きだ、怖い、と表現するよりも、感覚や印象を的確に伝える表現力を身につけることができます。
👉 比較級と最上級の使い方(Comparatives & Superlatives)
練習問題はこちら 👉 比較級と最上級のエクササイズ
関係代名詞 (Relative Pronouns)
ここでは、名詞を修飾して文章に深みを与える構文、関係代名詞を習得します。
例えば、「この男の人」は、「以前職場で一緒に働いていた人だ」と説明するようなときに便利に使うことができます。「この時計」は、「ニューヨークに住んでいたときに買った時計だ」と表現したいときなど、これから説明しようとしている人や物が、「どんな」あるいは「どのような」人や物なんだよ、と詳しく説明したいときに使う文法です。
👉 関係代名詞の使い方(Relative Pronouns)
練習問題はこちら 👉 関係代名詞のエクササイズ
強調構文 (Emphasizing Structures)
強調構文は、伝えたい部分を強調するための文法表現です。
「あの猫だよ!いつも庭に来るのは。」「それだよ、私が言いたかったのは。」というような、大事なポイントを目立たせるときに使うことのできる、印象的な文法です。
この文法を使いこなせると、会話にいきいきとした表情が加わり、伝えたいことがより鮮やかになります。ぜひここでマスターしましょう。
👉 強調構文の使い方(Emphasizing Structures)
練習問題はこちら 👉 強調構文のエクササイズ
まとめ:中級英語文法で英語力に自信を
この記事では、英語の中級文法として習得しておきたい9項目を詳しく解説しました。現在完了形から強調構文まで、どれも英語で自分の考えを正確に伝えるために欠かせない文法ばかりです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、例文や練習問題を繰り返すことで、必ず自然に使えるようになります。
英語をもっと自由に使えるようになるためにも、ぜひ今回の内容を繰り返し復習して、自分のものにしていきましょう。