Be about to + Infinitive とは?
「be about to + 不定詞」は、英語で 今まさに〜しようとしている、今まさに起ころうとしている ことを表す上級文法表現です。映画でもよく使われている通り、主に日常会話など口語で使用します。フォーマルな文章などでは使いませんが、親しい友人とのメッセージのやり取りなどでは、とても便利に使えます。まさに今、という直前の未来を表すときに使います。
📌使い方
✔︎「今すぐに起こること」を表す
✔︎「今まさに起ころうとしていること」を表す
✔︎過去形でも使用可能(過去の直前の出来事など)
✔︎警告や注意を表す場合にも使用できる
例:
The train is about to leave.
電車は、まさに出発しようとしている
We are about to go out.
私たちは今、まさに外出しようとしている(これから出かけるところだ)

Be about to + Infinitive の基本的な意味と使い方
ここからは、「be about to + 不定詞」 の具体的な使い方を順番に解説していきます。日常会話や文章でどのように使えるのか、例文を交えながら理解を深めていきましょう。
1️⃣直前の行動を表す場合
2️⃣危険や予期せぬことを表す場合
3️⃣過去形で使う場合
それぞれのパターンについて、順番に詳しく見ていきます。
直前の行動を表す
「まさに〜するところだ」という意味で、今すぐ起こる動作や出来事を強調します。
状況:家で
📌I am about to leave.
今、出かけるところです。
シアターで:
📌The show is about to begin.
ショーがまさに今、始まるところです。
映画館で:
📌The movie is about to start.
映画が今、始まるところです。
会場で:
📌The exhibition is about to open.
展覧会がまさに今、始まるところです。
過去形で使用する場合:
📌I was about to call you when you messaged me.
ちょうど電話しようとしたときに、あなたからメッセージが来た

予期せぬことや危険を表す
「まさに〜しそう」というニュアンスで、驚きや危険を強調するときにも使えます。
📌The vase is about to fall!
花瓶が今にも落ちそう!
📌You are about to miss the bus.
バスに今にも乗り遅れそうだよ。
📌I am about to miss the train.
電車に乗り遅れそう!
📌He was about to win the game when he got injured.
試合に勝ちそうだったのに、怪我をした。
過去形での使い方
過去の「今まさに〜した」という状況を描写するのにも使えます。
📌I was about to step outside when it started raining.
外に出ようとしたとき、雨が降り始めた。
📌She was about to cry when her friend arrived.
友達が来たとき、彼女は泣きそうだった。
📌We were about to leave the party when the lights went out.
パーティーを出ようとしたとき、停電になった。

Be about to と be going to の違い
be going toと、どう違うの?と思われる方が多いので、初心者が混同しやすい be going to と比較します。
表現 | 意味 | 用法 |
---|---|---|
be about to + V | まさに〜するところだ(直前の未来) | 今すぐ起こる動作や予期せぬ出来事を強調 |
be going to + V | 〜する予定、〜するつもり | 近い未来の計画や意図 |
🔑例文比較:
✔︎I am about to leave. 今まさに出るところ
✔︎I am going to leave at 6 p.m. 6時に出る予定
否定形・疑問形の作り方
ここでは、be about to + 不定詞 の否定形と疑問形の作り方、使い方を解説します。
📌否定形: 「〜しない/絶対に〜しない」と言いたいときに使います
📌疑問形: 「今まさに〜するのですか?」のように、相手に丁寧に確認したいときに使えます
それぞれの作り方と例文を順番に見ていきましょう。
否定形
be not about to + V
または is/are not about to + V
で、「〜するつもりはない」「今から〜しない」を表現できます。
📌I am not about to give up.
絶対にあきらめない。
📌He is not about to listen to you.
彼は、あなたの話を聞くつもりはない。
「be not about to + V」は 強い意志や決意 を表すので、子どもが「絶対に帰らない!」と言う状況にもピッタリです。
例文:
📌I am not about to go home!
絶対に帰らない!
📌He is not about to eat that!
絶対にそれは食べない!🫑🥕😖
🔑ポイント
✔︎日常会話でも、怒ったり強い意志を示したりするときに使える
✔︎単なる未来の否定ではなく、「絶対にやらない/受け入れない」という強い態度を表す

疑問形
Am/Is/Are + 主語 + about to + V?
で質問文を作ることができます。
📌Are you about to leave?
今、出ようとしているの?
📌Is the movie about to start?
映画はもうすぐ始まるの?
日常会話での活用例
シチュエーション | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|
外出直前 | I am about to leave. | 今出かけるところ |
電話直前 | I was about to call you. | 今まさに電話しようとしたところ |
料理 | Dinner is about to be ready. | 夕食がまさにできあがるところ |
赤ちゃん | The baby is about to cry. | 赤ちゃんが今にも泣きそう |
会議 | The meeting is about to start. | 会議がまもなく始まる |
よくある間違い
「be about to」は便利な表現ですが、未来表現と混同したり、否定形の意味を誤解したりと、学習者がつまずきやすいポイントもあります。ここでは、よくある間違いを取り上げ、正しい使い方を確認していきましょう。
時間表現との併用
直前の未来を表すので、in two hours などの具体的な時間とは併用しません。
❌ He is about to leave in two hours.
⭕️He is going to leave in two hours.
✔︎2時間後は「今まさに」と言う意味にはなりません。
過去形の使い方を間違える
⭕️I was about to call you yesterday.
❌I was about to call you tomorrow.
✔︎未来の予定に過去形を使うことはできません。
Be about to クイズでチェック!
ここまで学んだ内容を、クイズ形式で確認してみましょう。正しい文はどれでしょうか。
問題1
来月ヨーロッパ旅行に行く予定を表すとき、正しいのはどちら?
A. I am about to travel to Europe next month.
B. I am going to travel to Europe next month.
👉 正解:B
「be about to」は直前の出来事だけに使えるので、長い未来には「be going to」を使います。
問題2
「彼女は今まさに会議を始めるところだ」 正しいのはどちら?
A. She is about to start the meeting.
B. She is going to start the meeting right now.
👉 正解:A
「今まさに始める」ので be about to が自然です。
問題3
「絶対にあきらめない!」を表すのはどちら?
A. I am not about to give up!
B. I am not going to give up tomorrow!
👉 正解:A
否定の be about to は「絶対に〜しない」という強い拒絶や決意を表します。
問題4
次のうち、間違っている文はどちら?
A. She is being about to leave.
B. She is about to leave.
👉 正解:A
「be about to」は進行形にできないので、Aは誤りです。
学習者向け練習ポイント
📌直前の行動を表す練習
今からやることを英語で言ってみる
例:I am about to eat lunch.
📌過去形での直前表現を練習
昨日やったこと、ニュース記事などに置き換えて作る
例:I was about to start studying when my friend called.
📌否定形・疑問形でバリエーションを作る
例:Am I about to make a mistake?
I am not about to give up.
まとめ
「be about to」は「まさに〜するところだ」を表す便利な表現です。「今まさに」という近い未来の出来事を表し、否定文では「絶対に〜しない」という強い意思を示します。よくある間違いを理解し、正しい場面で使い分ければ、日常会話やニュース、体験談、注意喚起など、さまざまなシーンで便利に使うことができます。ぜひ使いこなしたいですね。
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