英語を学んでいると、これって単数形?複数形?と迷う瞬間があると思います。英語学習者にとって、単数形と複数形の違いは避けて通れない課題です。実際、迷う瞬間は本当に多いです。
単数形と複数形を正しく使えるようになると、文章や会話が格段に自然になり、相手に正確に意味を伝えられるようになります。この記事では、初級者向けに 単数形と複数形の基本ルールをわかりやすく解説し、日常英会話やライティングにすぐ役立つ方法も紹介します。

単数形と複数形を知ることは英語の基本
単数形と複数形のことを、Singular(=one) and Pluralといいます。英語では、単数形と複数形の違いを理解することが、正しい文章や会話の第一歩で必要不可欠です。まずは基本ルールを押さえて、自信をもって使えるようになりましょう。
単数形とは?
単数形とは、1つの物や人、事柄を表す形です。基本的に、主語が1つのときに使います。(代表的なものは、This is….., That is….., It is….., He is……., She is…..,などです。)
単数形の例
📌a book(本)
📌an apple(リンゴ)
📌teacher(先生)
📌a flower(花)
📌a train(電車)
例文
→I have a book.📘
→She eats an apple every day.🍎
→He is a good teacher.🧑🏫
→This is a flower.🌷
→It is a train.🚃
ポイント
✔︎単数形の名詞の前には a / an をつける
✔︎文章で迷ったら「一つかな?複数かな?」と考える。
複数形とは?
複数形とは、2つ以上の物や人、事柄を表す形 です。基本ルールは、名詞の末尾に -s をつけることです。
複数形の基本ルール
📌一般名詞:book → books, apple → apples, flower → flowers, train → trains
📌人を表す名詞:teacher → teachers, sister → sisters, brother → brothers
✔︎基本ルールは 「-s をつける」ですが、語尾がイレギュラー(不規則)に変化するものもあります。どこかで目にしたことがあると思いますが、dishes, parties,などです。全く不規則に変化するわけではなく、一定の法則があるので次項目で見分け方を紹介します。
複数形のイレギュラー・特殊ルール
さて、早速少し難しいイレギュラーの変化に挑戦しましょう。覚えておくと表現の幅がぐっと広がります。
語尾に s, x, sh, ch, o がつく名詞 → -es をつける
📌bus → buses(バス)
📌box → boxes(箱)
📌dish → dishes(皿)
📌watch → watches(時計)
📌potato → potatoes(ジャガイモ)
✔︎ポイント:単純に「-s」ではなく「-es」を付けて発音もしやすくすためのルールです。そんなに難しくなかったですか?英語の文法は、使う人に優しく作られていると考えてOKです。
yで終わる名詞 → -ies
📌子音 + y の場合:y → -ies
例:baby → babies(赤ちゃん), city → cities(都市)
📌母音 + y の場合:y → -ys
例:toy → toys(おもちゃ), key → keys(鍵)
✔︎ポイント:子音の前の y は「ies」に変化、母音の前の y は「s」をつけるだけ。
f / fe で終わる名詞 → -ves
例:knife → knives(ナイフ), wife → wives(妻), leaf → leaves(葉)
📌ただし例外もあり、roof → roofs のようにそのまま s をつけるものもあります。
不規則な複数形(例外)
例:man → men(男性), woman → women(女性), child → children(子供), foot → feet(足), mouse → mice(ネズミ), tooth → teeth(歯)
覚え方のコツ:不規則な複数形で、日常的に使うものはそれほど多くはありません。文章や会話でよく出る単語から順に覚えると効率的です。
注意点
📌複数形にすると、動詞も主語に合わせて変化させる必要があります。お忘れなく。
例:He is a teacher. → They are teachers.
彼は、先生だ。 → 彼らは、先生だ。
単数形と複数形を間違いやすいケース
ここでは、まず復習をしてから、「単数形と複数形を間違いやすいケース」に焦点を当てて、間違いやすいポイントと具体的なミス例をわかりやすく整理しました。
数を意識する
📌1つのもの → 単数形
I have a book.(私は本を1冊持っています)
📌2つ以上のもの → 複数形
I have three books.(私は本を3冊持っています)
✔︎ポイント:数えられる名詞の数が単数から複数へと変化する場合、-sをつける。
例文
✔︎I have three books.📘📗📕
✔︎She eats two apples every day.🍎🍎
✔︎There are many teachers in my school.🧑🏫👩🏫👩🏫👨🏫👨🏫
✔︎There are a lot of pumpkins.🎃🎃🎃🎃🎃🎃

不可算名詞に注意
📌1、2、3、と「数えられない名詞」は複数形にしません。
例:water(水), rice(ごはん), money(お金), information(情報)
❌ × waters, × rices, × informations
⭕ I need some water.(水が必要です)
⭕ I got some information.(情報を得ました)
👉 見分け方:「数えられる?」「容器や単位で数える必要がある?」と考えてみてください。
例:two bottles of water(2本の水), three slices of pizza(三枚のピザ)

不規則な複数形を間違える
📌man → men, woman → women, mouse → mice など、とにかく覚える
❌:one child → two childs
⭕️:one child → two children
もともと複数のもの
単数がなく、もともと複数のものもたくさんあります。はさみ、サングラスなどのめがね類、タイツ、パジャマ、ズボン、靴などです。これらは形状から分かるように、二つのものをセットにして使っている、あるいはパジャマなど上下がセットになっている、という理由で最初から複数形です。
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学習者へのアドバイス
単数形と複数形は最初は混乱するかもしれません。しかし、ルールを理解して少しずつ文章にして使ったり口に出して使ううちにだんだんと慣れてきます。
①まずは 基本の-s付け をマスター
②次に 不規則形や例外 を覚える
③日常会話やライティングで積極的に使って慣れる
毎日少しずつ練習すれば、必ず自然に覚え、使えるようになります。
まとめ
この記事では、単数形・複数形の基本ルール、間違いやすいケース、イレギュラーの変化のルールを解説しました。数字や不可算名詞、yやfで終わる名詞の変化、動詞の一致に注意すれば、文章はぐっと自然になります。例文を確認しながら、正しい形をしっかり身につけましょう。
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