Contents
習慣と英語学習の深い関係
「新しい習慣をつけるには21日間続ければよい」——この言葉を耳にしたことがある人も多いでしょう。実はこの考え方は、prominent scientists(著名な科学者たち)によって研究され、習慣形成の議論の中でしばしば引用されています。
英語学習も、まさに「習慣の力」に大きく左右されます。毎日勉強を続けられるかどうかが、語彙力やライティング力の成長を決めるといっても過言ではありません。
そこで今回は、「21日間の習慣形成」というテーマを出発点にしつつ、そこから派生する英語表現を紹介します。特に「連続する」「立て続けに」といった習慣形成に関連するフレーズ、そしてネイティブもよく使う、日常会話で意外と便利な一言 I should think not. を取り上げます。
単語やフレーズの意味や使い方がわかれば、英語を話すときや書くときに、自然に口から出てくるようになります。
習慣研究と「prominent scientists」

Prominent scientists の意味と使い方
まず紹介したいのは prominent scientists という表現です。
- prominent は「目立つ」という意味もありますが、ここでは「有名で影響力のある」「広く知られていて、かつその分野で重要な地位や影響力を持つ」という意味で使います。
- scientists は「科学者たち」です。
- prominent scientistsを直訳すると「著名な科学者たち」となります。つまり、その分野で重要な地位を持つ科学者という意味になります。
有名で影響力のある科学者といえば、ダーウィンやニュートン、アインシュタインなど数多くの偉大な科学者が思い浮かびますね。
例文
- Prominent scientists have studied how long it takes to form a new habit.
(著名な科学者たちは、新しい習慣を作るのにどれくらい時間がかかるのか研究してきた。) - Several prominent scientists attended the international conference on climate change.
(数人の著名な科学者が、気候変動に関する国際会議に出席した。) - Prominent scientists often publish their findings in top academic journals.
(著名な科学者たちは、しばしば一流の学術誌に研究結果を発表する。)
👉 学習ポイント:「prominent」は「ただ有名」なだけではなく、「社会や学問に大きな影響を与えている」というニュアンスを含んでいます。あなたはどのようなprominent scientistsを思い浮かべますか?
21日間続けることの意味:「consecutive」

Consecutive の基本的な意味
consecutive は「連続した」という意味で、フォーマルな響きを持ちます。特に「日」「年」「試合」など、数えられる対象と一緒に使うことが多いです。エッセイライティングの予定がある方は特に、ぜひ覚えて語彙を増やしてください。
例文
- You need to study for 21 consecutive days to build a habit.
(習慣を作るには、21日間連続で勉強する必要がある。) - He won the championship for three consecutive years.
(彼は、3年連続で優勝した。) - The team lost five consecutive games this season.
(そのチームは、今シーズン5試合連続で負けた。) - She worked for ten consecutive hours without a break.
(彼女は休憩なしで、10時間連続で働いた。)
Consecutive と Continuous の違い
- consecutive → 順番に連続する(例:5日連続で雨が降った)。
- continuous → 途切れずに継続している(例:雨がずっと降り続けている)。
👉 習慣形成の話で「21日間続ける」という場合は、consecutive を使うのが自然です。ビジネス英語やIELTS writing task2 などでも使うことができます。
カジュアルな言い方:「in a row」

In a row の使い方
in a row も「連続して」という意味ですが、もっとカジュアルに使うことができます。口語や日常会話では、こちらの方が圧倒的によく使われています。
例文
- I went jogging three days in a row.
(私は3日連続でジョギングした。) - She won the game four times in a row.
(彼女はその試合に4回連続で勝った。) - I was late to class two days in a row.
(私は2日連続で授業に遅刻した。) - He ate pizza three nights in a row.
(彼は3晩連続でピザを食べた。)
👉 consecutive よりくだけた表現なので、会話やSNSなどでの使用に適しています。IELTS writing task2 などのエッセイライティングでは、バンドスコア5-6を目指す人は使用しても良いですが、7-8、8以上を目指す人は単語consectiveの使用をおすすめします。
予定が詰まったときの「back to back」
Back to back の意味
back to back は「立て続けに」「間を空けずに」という意味で使うことができます。スケジュールやイベントが次々と続くような、予定がぎっしり詰まった場面などでよく使われます。
使えるシチュエーション
- I had two meetings back to back this morning.
(今朝、会議が立て続けに2つあった。) - She watched three movies back to back on the weekend.
(彼女は、週末に映画を立て続けに3本見た。) - The singer performed back to back concerts in Tokyo and Osaka.
(その歌手は、東京と大阪で立て続けにコンサートを開いた。) - We played two basketball games back to back yesterday.
(私たちは、昨日、バスケットボールの試合を2試合連続で行った。)
👉 ネイティブが「スケジュールが詰まっているよ」と言うときなどにも、よく使うフレーズです。カジュアルな口語表現です。ビジネス英語、IELTS writing task2 などのエッセイでは使いません。
ちょっとした皮肉の表現:「I should think not.」
表現の意味
I should think not. は「そんなはずはない」「まさか」というニュアンスを持つ、ややユーモラスな否定の表現です。
会話例
A: Do you think forming a habit is easy?
習慣を作るのは簡単だと思う?
B: I should think not!
まさか!
A: Is he smarter than Einstein?
彼がアインシュタインより賢い?
B: I should think not.
そんなわけないだろう。
A: Do you believe he finished the project in one day?
彼が1日でプロジェクトを終えた?
B: I should think not.
ありえないね。
👉 笑いを交えて否定するときなどにも、ピッタリの表現です。
学んだ表現を習慣にする方法
せっかく覚えた単語やフレーズも、1回さらっと見ただけではすぐに忘れてしまいますよね。せっかくなのでこれを機会に、ここで紹介した「21日間チャレンジ」を試してみませんか。
- 毎日、今日学んだ表現を使った例文を1つ自分で書く。
- ノートやSNSに記録して可視化する。
- 21日間 consecutive(in a row)で続ける。
たとえば今日なら、
- I studied vocabulary three days in a row.
- I had back to back English lessons this week.
といったように、自分の生活に結びつけて文章を作ると、記憶が定着しやすくなります。ぜひトライしてみてください。
まとめ
今回は「習慣形成」というテーマを通して、以下の語彙を紹介しました。
- prominent scientists(著名な科学者たち)
- consecutive(連続した:フォーマルです)
- in a row(連続して:カジュアルに使用できます)
- back to back(立て続けに)
- I should think not.(まさかそんなことは)
英語学習は、一日で大きな成果が出るものではありません。しかし、21日間連続で続けることで習慣となり、確実に語彙力が身につきます。今日からぜひ、自分自身の「連続学習」に挑戦してみてください。
関連リンク
おすすめ記事
👉 ネイティブキャンプのメリット・デメリット徹底解説【5,000回受講レビュー】
ネイティブキャンプの特徴や料金、学習効果を実際に5,000回受講した体験から徹底レビュー。メリット・デメリットを詳しく解説し、オンライン英会話選びで失敗しないための情報をまとめています。
👉 IELTS Task 2とは?基礎知識と試験概要を徹底解説
IELTSライティングTask 2の構成・出題形式・採点基準をわかりやすく解説。初めての受験でも試験全体をしっかり理解できます。
👉 🌕中秋節(Mid-Autumn Festival)とは?英語で学ぶアジアの月の祭り
アジアで広く親しまれる中秋節の起源や文化を、英語表現とともにわかりやすく解説。英語学習と異文化理解を同時に深められます。
📌 Will Technology Destroy Society’s Traditions?
IELTS Writing Task 2 Sample:技術の発展によって社会の伝統や文化的価値が消えてしまう?そしてそれを防ぐことはできない?